胃カメラとは
食道・胃・十二指腸を内視鏡で観察します。必要に応じて、組織採取やピロリ菌感染の検査も追加で行います。
当院では上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)を行っています。鼻から挿入する細径の内視鏡ですので、口から挿入する場合と比べて嘔吐反射はほとんど起こらないため、苦痛の少ない検査が可能です。
鼻から挿入する場合は、基本的には鎮静剤(眠くなる薬)は不要ですので、お帰りの際は車・バイク・自転車の運転が可能です。お食事を食べている場合は検査ができません。予約制の検査です。
胃カメラ検査で診断できる病気
食道がん・逆流性食道炎・胃炎・胃潰瘍・胃がん・十二指腸潰瘍 など
経鼻内視鏡検査の流れ
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問診
・経鼻内視鏡検査を行うにあたり、リスクを伴わないかチェックいたします
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消泡剤を飲む
・胃の中の泡を消して胃壁をきれいにし、胃の中の状態を観察しやすくするため、消泡剤を飲んでいただきます
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内視鏡を挿入する
鼻の穴を選択・鼻の通りを確認し、どちらの鼻から内視鏡を挿入するのかを決めます
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鼻腔に麻酔薬を注入
・鼻腔粘膜の血管を収縮させて出血を予防するため、両方の鼻腔に局所血管収縮薬を噴霧します
・内視鏡を挿入する側の鼻腔内に局部麻酔をします
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内視鏡を挿入
・麻酔が効いてきたらベッドに横になり、内視鏡を挿入して検査が始まります
・口は自由に動かせますので、医師らスタッフとの会話も可能です
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胃の内部を観察
・食道・胃などを観察し、必要があれば組織を採取します
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検査終了
・一通り観察を行ったら検査は終了です
・検査時間は概ね10分程度です
※胃壁などの状態によっては、さらに時間をかけて検査を行うこともあります
検査後の注意点について
- 鼻を強くかまないでください
- 検査後、1時間程度は飲食をお控えください
- 組織検査を行った場合は、2~3日間はアルコールや香辛料などの刺激物を控え、消化の良いものを召し上がるようにしてください